「しっかり寝たはずなのに肩が重い」「最近、寝不足が続いて腰がつらい」――そんなお悩みはありませんか?


実は、睡眠と肩こり・腰痛には深い関係があります。近年の研究では、睡眠不足が痛みの感じ方を強くすることが分かっています。


人の体は眠っている間に、筋肉や神経の修復が行われます。

深い眠り(ノンレム睡眠)に入ることで、筋肉の疲労を回復させたり、痛みを和らげるホルモンが分泌されたりします。

しかし、寝不足や浅い眠りが続くと、この修復サイクルがうまく働かなくなり、肩や腰の筋肉がこわばったままになってしまうのです。


さらに、睡眠不足によって脳の「痛みを抑える働き」も弱まります。

通常なら「少しの張り」程度に感じる刺激も、寝不足の状態では「痛い」と強く感じやすくなります。


つまり、寝不足の翌日に肩がこる・腰が重いと感じるのは、気のせいではなく、脳と体の両方が疲れているサインなのです。


もう一つのポイントは「悪循環」。

痛みがあると寝つきが悪くなり、睡眠が浅くなる。

するとさらに痛みが強く感じられる――。

この「痛みと睡眠不足のループ」が続くと、慢性的なこりや腰痛に発展してしまうこともあります。


対策の第一歩は、「眠りの質」を整えること。


毎日なるべく同じ時間に寝起きすること、朝起きたら日光を浴びて体内時計をリセットすること、そして寝る前1時間はスマホやテレビの刺激を減らすことが大切です。

体をしっかり休ませることで、筋肉の回復も進み、痛みに強い体を取り戻すことができます。


肩こりや腰痛をマッサージだけでなく、睡眠から見直すこと。それが、根本的なケアへの近道です。